SNS上では実際に在宅勤務をしていると思われる人の投稿で「家で仕事が成立するなら今まで会社に通っていたのは何だったのか」という在宅勤務に賛成的なものもあれば、家庭に居場所がなく自宅に居づらい為に貸しスペースやネットカフェなどで仕事をする事を余儀なくされている「在宅困難者」なる言葉も出てくる始末です。

しかしながら実際にテレワーク・在宅勤務を実施出来ている企業は資本金3億円を超えている企業で50％、資本金が3億円以下の企業では10％に満たないというデータがある様に、ほとんどの企業が実施出来ていないという事になります。

新型コロナウィルスが発生する以前よりテレワーク・在宅勤務の是非に関しては世界的にも度々、そのメリットやデメリットの議論が繰り広げられてきましたが、本業を自宅で出来る制度がある人はまだ良い方で新型コロナウィルスが原因で期間休業で収入がなくなってしまった人や、内定が取り消しになってしまった就活生や転職者なども在宅で出来る副業を持っていれば今回の様な事態になっても焦らずに対応する事が出来るのではないでしょうか。

本業・副業に限らず在宅で仕事をする上でメリットと言えば一番はやはり「出勤しなくて良い」という事でしょう。通勤で移動をする時間が片道1時間だとすると往復2時間、週に5日出勤として1か月に22日間で44時間も時間を節約する事が出来ます。
"電車の混雑"や"車の渋滞"などの通勤時間帯にはつきもののストレスを受ける事もありません。

出勤が不要なので、働く時間帯も自由が利きます。定時という概念はないので作業の進捗具合に合わせて始業・終業をする事が出来る他、休憩も自由です。

そして人間関係の煩わしさとは無縁という事も意外と大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

逆にデメリットとしてあげられるのは、時間の管理が難しいという点でしょう。勤務時間内とそうでない時間の線引きが曖昧な為、気を抜くと集中すればすぐに終わる作業に思ったよりも時間が掛かってしまい期限ギリギリ…という事にもなりかねません。

直接誰かと会って話す事はほとんどない為、人間関係の煩わしさがない分、仕事上必要な情報の交換などのコミュニケーション不足にもなってしまいがちです。他の人の仕事振りを見る機会も少ない為、何かを学べる機会が減るというのもデメリットの一つかも知れません。

在宅で仕事をするメリットとデメリットはほとんど表裏一体と言えるでしょう。

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