中国や台湾ではアダルトビデオを含むポルノコンテンツの制作・販売が法律で禁止されており、摘発された場合懲役は3年から10年と強姦罪(3年)よりも重い罪となっています。悪質な場合は死刑判決が出たという判例もあるくらい日本とは異なる環境となっており、ネット規制も敷かれている為に合法的にアダルトビデオを購入・閲覧する事は出来ません。

アダルトビデオ同様に人気がある日本のアニメでも「パンチラ」や「際どいビキニ」、「入浴シーン」などのお色気シーンはモザイクを掛けるかカットされる程です。最近ではTwitterでBL小説を発表して懲役10年を受けた中国の女性作家のニュースも話題になりました。

法律で禁止されていたりネット上で規制が敷かれているとはいえ、アンダーグラウンドではアダルトチャットや盗撮などアダルトコンテンツは存在していますが、その多くはリベンジポルノなどのいわゆる流出モノで作品としえ撮影されていないものばかりです。

その為、日本で作られたアダルトビデオは質が高く非常に人気があり需要が高くなっています。

中国・台湾・韓国ではアダルトビデオの制作・販売が禁止されている割に、AV女優に対する偏見・差別がなくCMや映画、テレビ番組で引く手数多。
AV男優も中国のCMなどに出演するなど、AV女優・男優が「芸能人」として活躍する事を許容する土壌は日本とは比べ物にならない程オープンです。

そこで最近では女性の中でアダルトビデオに出演する感覚も変わってきている様に感じます。

沢山の作品に出て1本幾らというギャラを貰って稼ぐというよりも、例えギャラが安くても自身が出演した作品と肩書を元に中国や台湾、韓国に進出して海外で活躍をしたいという動機でAV女優を目指す人も増えているようです。

日本国内ではAV女優というお仕事の認知度が増し、グレーなお仕事ではないという認識が広まりつつある中でも未だ完全に拭いきれていない偏見や差別に比べて海外ではAV女優であるという事が異常なまでのステータスになっていますが、中国・台湾・韓国ではまだ日本の細分化されたAVのジャンルまでは認識されていないようで、需要があるのは単体・企画単体女優などの名前を出してピン作品に出演しているAV女優さんしか認知されていないようです。

国内のアダルト業界の景気は先行きが不透明な今こそAV女優になって海外に進出する良い機会と言えるのではないでしょうか。