専属契約を結ばない事にどの様なメリットがあるかというと、フリー契約である事により1か月の内にスケジュールが重ならない限り何回でも撮影の仕事を受ける事が出来るという事が一番大きいでしょう。

専属契約はその他の場合と比べて1.5倍～2倍のギャラが出るとはいえ、月に1～2回しか撮影現場がない事を考えれば、単純にフリー契約で月に2～3回現場を受ければそれだけで専属契約の場合よりも稼ぐ事が可能となっています。

ここでいうフリー契約とは特定の事務所に所属していないフリーの女優を指しているものではないという事に注意が必要です。

フリーの女優は、現場の時に支払われるギャラを全て受け取る事が出来る代わりにメーカー営業や、ギャラの交渉などを自身で行わなければならない為、企画単体女優として沢山の現場をこなして稼ぐには不利だと言わざるを得ません。

企画単体女優の現場の場合は、モデル名こそ変わらないものの作品の設定や撮影の内容、拘束時間、ギャラなど毎回違いますので都度交渉が必要となってきます。
そこで大事になってくるのが所属する事務所、プロダクションです。

プロダクションには大小合わると50社以上ありますが、規模が大きいプロダクションに入れば現場がたくさん入るという単純な話ではなく、単体女優の営業に力を入れていたり、逆に企画女優が多く所属していたり、所属女優が少ない代わりに全員にに細かなケアをしてくれるプロダクションがあったりしますので、自分にあったプロダクションに所属出来るかが稼げるか否かの大きなターニングポイントとなるでしょう。

様々な事情をもってAV女優になる人が多い近年のAV業界に於いては、有名になりたい訳ではないという人も居るでしょう。そういった場合は属契約を結び、様々なメディアやSNSなどにも露出し、自らの知名度を上げる(有名になる)事により稼げる単体女優という道を選ばずに、自分の出来る範囲のメディア露出とスケジュールの中で企画単体女優としての活動をするのも一つの選択肢です。