そんな奨学金がらみの問題が増え続けている一方で、奨学金を借りたくないとキャバクラなどの水商売や風俗店で働いたりアダルトビデオに出演したりする学生や、卒業したものの奨学金の返還に追われている若い女性が増えています。
しばしば若い女性や学生の貧困問題と混同されがちで、確かに根本的には親からの少なかったりと、仕送りが少し違っています。

そういった奨学金の返還の為に水商売やアダルト業界で働く女性のほとんどは地方から進学の為に首都圏で一人暮らしを始めたという人です。

学費以外にも高い家賃や生活費も支払わなければならない為に学校が終わってから普通のアルバイトで1日4時間、週に5日で時給を1,000円と仮定しても10万円足らずで、仕送りと足しても生活をしながら大学に通うのは無理と言わざるを得ません。

「お金がないのであれば学費の安い国立に実家から通えば良い」という論調を見かけますが、これは暴論と言えるでしょう。
日本の大学は圧倒的に私立が多く、国立の大学は1割程度しかなく、その多くは偏差値も高く入学の難易度が高い為に希望した人が皆進学出来るものではありません。
そして東大生の親の6割は年収1,000円以上というデータがあり、その他の国立大学でも公立や私立よりも親の年収が1,000万円を超えている割合は高くなっており、授業料が安い国立大学へは小さいころから塾通いや家庭教師など教育にお金を掛けられる奨学金とは無縁の富裕層の方が入りやすいというパラドックスが生じています。

その中で、彼女たちはどの様にして奨学金を借りずに大学へ通っているのか、あるいは卒業後に就職した仕事とどの様に両立をしているのか。

水商売や風俗、AV女優で奨学金の返済や、学費と生活費を稼ぐ事が出来るのでしょうか。